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OECDの概要:グローバル戦略グループ- GSG: Global Strategy Group

1.GSG設置の経緯

1970年代に入り、米ドルの金兌換停止、スミソニアン体制、GATT新ラウンド発足等の世界経済に大きな影響を与える事象が相次ぎました。そのような中で、1972年、理事会は経済政策委員会や貿易委員会などの既存の委員会組織では対応しきれないと考えられた課題に取り組むため、OECDは、執行委員会から派生する組織として、政府政策関係者ハイレベルの出席者による執行委員会特別会合(ECSS)を設置しました。

一方、2012年、中国、インド等の新興国の経済力及び国際社会において果たす役割が増大するなど国際経済をめぐる環境が変化していることを受け、OECDとしての新たなグローバル戦略を模索する必要から、 OECDは、ECSSをグローバル戦略グループ(GSG)に改組し、本国政府ハイレベル間の議論・ネットワークの活性化を図りました。


2.組織・構成

GSG設置に関する理事会決定は、GSG出席者は「適切なハイレベル(at the high level appropriate)」とすることを規定しており、本国政府の外交政策当局から幹部クラスが出席することが慣例となっています。GSGは原則として年1回開催することとされています。議長は加盟国の本国政府のハイレベルが務めることになっており、我が国は、前身であるECSS時代の2005年の春及び秋に議長を務めました。また近年では、加盟国のみならずキー・パートナーと呼ばれる主要新興国(中国、インド、ブラジル、南ア、インドネシア)や加盟審査中のコロンビア、コスタリカ及びリトアニアも参加し、グローバルな政策課題への議論を行っています。


3.最近の動向

当初ECSSは国際通貨政策及び通商政策を討議するものとして設立されましたが、今日においては、当面OECDが直面する重要課題につき本国政府幹部が意見交換を行い、中長期的なOECDの活動の方向付けを行うことを指向した議論が行われています。国際経済の課題が多様化・複雑化する中、本国経済外交当局の実務レベル幹部が直接会して、OECDの戦略に関する議論を定期的に行うことによって、各国の意見や各国が必要とする政策需要を適切にOECD全体の運営に反映することができ、OECDが今後とも時代の要請に的確に応えた活動を行っていくために役立つと期待されます。
2016年のGSGは、11月28日及び29日に開かれ、デジタル化、貿易と投資、SDGs及び気候変動に関するパリ合意等がテーマとして取り上げられ、それぞれに関する機会や課題、それらに対するOECDの役割について、自由闊達な意見交換が行われました。