OECDの概要:経済政策委員会 - EPC:Economic Policy Committee

令和3年10月12日

1.概要

マクロ経済(景気循環、中長期的課題の双方を含む)及び構造問題について、現状、見通し及び必要な経済政策全般を議論しています。

本委員会の議論に基づいて、OECDとしての経済見通し、政策提言等を、事務総長の責任で年2回の「エコノミック・アウトルック」、2年に1回の「成長に向けて(Going for Growth)」にとりまとめ、公表しています。OECDの「エコノミック・アウトルック」は、信頼できる国際機関の経済見通しとして、各国政府からはもちろん、マスコミやアナリスト等がしばしば引用するなど、国際的に評価を受けています。

 

2.組織・構成

(1)構成

主として各国政府の次官・局長級が参加。

 

(2)加盟国以外の参加

中国、インド、インドネシア、ブラジル、南アフリカ等。

 

(3)下部組織

本委員会における議論の土台として、マクロ経済政策、構造問題に関してより専門的な議論を行う作業部会や、OECD加盟国等の経 済見通しについて、各国政府の経済見通し作成担当者間でより専門的な立場から情報交換を行う作業部会などを設置しています。

 

3.最近の活動内容

2021年5月の会合では、パンデミックを受けた各国の衛生措置と各産業等への財政支援を踏まえたOECD加盟国や新興国等の世界経済見通しに加え、経済回復が確実なものとなるまで財政金融政策による支援をターゲットを絞りながらも継続する重要性とその後の回復に向けた政策のあり方等について議論を行いました。 これらの議論を踏まえ、5月にエコノミック・アウトルック109を公表しました。