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OECDの概要:医療委員会 - Health committee

1.概要

OECD加盟国では、高齢化の進行に伴って、医療費が増大することにより、経済社会や財政に及ぼす影響が大きくなっています。こうした状況を受けて、2007年には本委員会が設置され、加盟国の知見・経験を踏まえた、医療・介護制度の持続性や効率性の確保、質の高い医療の提供等に関する議論が行われています。

また、これまで、保健大臣会合が開催されています。直近の2017年の大臣会合は、「次世代の医療改革」を主題とし、医療システムにおける無駄の排除や新技術への対応について議論が行われました。会合の成果として、高価値な医療システムの促進、新技術とイノベーションへの適応、患者を中心とした医療制度の確立等を盛り込んだ閣僚声明が採択されました。


2.組織・構成

(1)構成

OECD加盟国により構成され、出席者の多くは加盟国の医療政策担当者(局長・課長級)です。


(2)議長・副議長

議長: スウェーデン

副議長: 日本、カナダ、オランダ、スイス


(3)オブザーバー

世界保健機関(WHO)、欧州委員会、国際社会保障協会(ISSA)、世界銀行


(4)下部組織

医療統計作業部会、医療の質及びアウトカム作業部会、公衆衛生の経済性専門家会合、医薬品及び医療機器専門家会合 等


3.最近の活動

保健大臣会合などで表明された各国からの要望を踏まえ、下記のように、各国の医療制度の現状を把握するためのデータ収集(モニタリング)と、政策分析を行っています。


(1)各国の保健医療のモニタリング、国際比較

平均寿命や乳幼児死亡率等の健康状態、喫煙等の健康へのリスク要因、医療へのアクセス、医療の質やアウトカムや病床数や医療従事者数等の医療資源などの基礎的な保健医療データのほか、医療費、薬剤費等の医療への支出に関するデータを収集し、毎年OECD Health Statisticsを公表しています。
また、2年に一度、保健医療データやその分析をまとめた「図表で見る世界の保健医療(Health at a Glance)」(最新版は「Health at a Glance 2017」)を出版しています。


(2)効果的・効率的で質の高い保健医療の達成

医療サービスの効率化や、質の高い医療制度の実現に向けて、情報通信技術(ICT)の役割、介護サービスの動向、医薬品・医療機器政策、生活習慣病予防対策、がん対策、AMR(薬剤耐性)への対応等の政策分析を実施しています。

また、国別政策レビューとして、2015年2月に、日本の医療の質の向上に資する政策を分析・調査した「医療の質レビュー」の報告書が、2019年2月には、日本の公衆衛生を分析・調査した「パブリックヘルス・レビュー」の報告書が公表されました。