福山内閣府・環境大臣政務官のOECD/NEA訪問
2015年5月5日
2015年5月5日、福山守内閣府・環境大臣政務官は、OECD/NEA(経済協力開発機構原子力機関)を訪問し、マグウッド事務局長、下村事務次長・原子力統括監代理らと意見交換を行いました。
福山政務官から、NEAが主催する国際的な枠組での原子力防災訓練INEX-5※に我が国が参加することを正式に表明するとともに、引き続きオフサイトの原子力防災や原子力防災訓練の分野などにおいてNEAと緊密に連携したい旨発言しました。NEA(マグウッド事務局長)からは、我が国がINEX5に参加することを歓迎するとの発言がありました。
マグウッド事務局長からは、東京電力福島第一原子力発電所事故のフォローアップにおけるNEAの活動について、下村事務次長・原子力統括監代理からは、緊急・復旧管理分野におけるNEAの活動や東京電力福島第一原子力発電所事故からの教訓等について、それぞれ説明がありました。
意見交換では、福山政務官から、福島事故に係る対応について我が国において科学的に冷静な議論を行うために、NEAのような専門的な国際機関の協力を期待する旨発言しました。これに対し、NEAから、ワークショップの開催などを通じた日本との緊密な協力を継続したいとの回答がありました。
なお、福山政務官のNEA訪問については、OECD/NEAのホームページ(以下リンク参照)にも掲載されています。
※OECD/NEAが主催する国際的原子力防災訓練(International Nuclear Emergency Exercise)。我が国を含め約20か国が参加予定。
冒頭挨拶を行う福山内閣府・環境大臣政務官
意見交換後の福山内閣府・環境大臣政務官とマグウッドOECD/NEA事務局長